最速で広く深い知識を得るための学びの心得

学んだことのない新しい分野の知識を身に着けるとき何から始めますか?

まったく知識がない状態で新しいことを学ぶのは、
とても大変で時間がかかります。

新しく何かを学ぶときに出来るだけ早く、
最速で知識を身に着ける方法はあるのでしょうか。

そして広く深い知識を身に着けるためには?

成功者が意識する、効率のいい学習のための心得があります。
それをこっそりとお教えします。

まずはマインドの部分から書いていきます。


なぜ学ぶのか?学ぶ目的を明確にする

学ぶ目的はなんでもいいのです。

何を達成するために学ぶのかということです。

忘れそうな場合は紙に書いて目立つところに貼るのがいいかもしれません。
よく受験生が「絶対合格!」という紙を壁に貼って勉強している風景を見るかもしれません。

実際にやっている人は少ないと思いますが、
あれは常に目的を意識するために必要なことなのです。

単にモチベーションを保つためだけではありません。

例えば早稲田大学に合格したいのなら、
東大に合格するような勉強をする必要はないということです。
早稲田大に合格するための勉強だけをすれば良い。

目的が決まることで、今するべき勉強の方向性も決まってきます。

そのために常に目的を意識することが大切です。

FOCUS理論

FOCUSとは「Follow One Course Until Successful」の略です。

「一つの道を行け」という意味です。
成功するまで一つの分野を掘り下げろという意味合いですね。

これを4回繰り返し、4つの深い穴を目指します。
つまりこれだけは負けないという分野を4つ作るということです。

そうしていくと、
横穴が繋がって知識がつながる瞬間があります。
これは脳の仕組みと関係していて、脳のシナプスがつながるように、
知識も別の知識と結びついて新しい理解をもたらします。

このコツは、なぜ?と問い続けることです。
なぜと問い続けることで知識が深まっていきます。

そのためには本を読んで知識をつけていくことが必要です。
同じ分野の本を10冊くらい読んだところで知識の点と点がつながってきます。

これはゲシュタルト形成と言い換えることもできます。
ゲシュタルト形成とは知識がまとまりをもったひとつの構造として捉えられるようになること。
ゲシュタルト崩壊という言葉はよく耳にしますが、これは文字を文字として捉えられなくなり、ただの線の集合に見えることですね。

つまり、文字というのはただの線の集まりに意味が付けられたものです。
そしてゲシュタルトとは文字のように、意味のない情報の集まりに意味が与えられた構造物を指します。

話を戻しますと、ゲシュタルトの形成のためにはまず知識を膨大に取り入れる必要があるということですね。

気になったことはすべて調べる

ほんの少しでも気になったことはすぐに調べる癖をつけると、知識が広がっていきます。

上で述べたように専門分野を作るために深く掘り下げるときは別ですが、
知識を掘り下げるのではなく、横に広げていく感覚です。

この場合は、深く掘り下げるのを意識しなくても大丈夫です。

脳の仕組みとして、興味があるものとそうではないものを勉強しているときは
それぞれ脳の活性化する領域が変わります。

つまり、あえて興味がない分野も調べてみることで、
普段使わない脳の部分を活性化することができるのです。

また、歴史を勉強しているときと数学を勉強しているときでも、
それぞれ使用する脳の領域が変わります。

専門分野は掘り下げつつ、
普段興味を持たないものについても勉強することで、様々な刺激が脳に加えられるということです。

つまり、「浅く広く」と「狭く深く」の両方の学習を行うということですね。

気になることが出たら網の目のように知識を広げていく

マインドマップというものをご存じでしょうか。

真ん中にテーマとなるワードがあって、そこから線をいくつも引っ張って連想していく図のことです。

このマインドマップのように知識を広げていくことが大切です。

同じ分野の本を読んでいると、よく出るキーワードがあることに気づきます。
この関連キーワードを見逃さずにメモして、それをもとに次の本を探すのが良いでしょう。ググったりウィキペディアで調べるのもいいと思います。
なおこのキーワードはメモしておいて、後で調べます。

気になったらその場でメモしておくというのが大事で、
すぐにメモしないと、せっかくの知識を広げるチャンスが忘れ去られてしまいます。

本を買うか迷ったら全部買う

どの本がいいか迷う時間はもったいないです。
本というのは先人の英知が詰まったものです。

たとえば、学者が何十年もかけて身に着けた知識を、
1000円かそこらでまとめて学ぶことができます。

大学で専門的に学ぶとしたら入学料や授業料を合わせて数百万かかります。
これが本だと1000円です。

迷ったら失敗ようとなんだろうと全部見てみるのを基本とする。
数冊のうちに当たりが一冊あれば十分に元はとれます。

専門家が何年もかけて身に着けた知識の体系は、無限の価値があります。
それを数千円払うことで身に着けることができます。

数年の知識を2~3時間の読書で得ることが出来るのだからお得ですよね。

本を読む速さを分ける

本によって読むスピードを次のように分けていきます。

・15分コース
・30分コース
・2時間コース

これは必要な本とそうでない本を分けるためです。
ざっと読んで役に立ちそうだと思った本は2時間かけてじっくり読んでいきます。

感覚としては、100冊のうち、
90冊は15分、
7冊は30分、
3冊は2時間かけて読むくらいの割合です。

この方法は数を多く読むために必要な方法です。
1冊1冊じっくりと消化していったほうがいいと思うかもしれませんが、
人生には時間に限りがありますので、
もし世の中のすべての本を読もうとしたら、読み終える前に寿命で死んでしまいます。

ですので自分に必要な本を見極めながら読んでいくのが大切です。

そして、15分と30分は読まない本を見極めるためだけに使ったと考えてください。
つまり必要がないと判断したならば15分、30分で読むのをやめるということですね。

自分に必要だと判断した本は2時間かけてじっくり読みます。
そして読み終わったらすぐに30分くらいかけてまたざっと読みます。
総まとめする感覚です。

この30分があるのとないのとでは知識の定着に数倍の差ができます。
最後にざっと読んで内容を頭の中でまとめることによって記憶に残りやすくなるんですね。

そしてまた時間をあけて何度も繰り返し読んでいきます。

本は読むのが目的ではなく、内容を知ることが目的でもなく、
書いてある知識を身に着け、使える形に昇華させるのが本当の目的です。

そのためには繰り返し読みながら、自分で内容をまとめたメモを作りましょう。
このメモを後で読み返して内容を思い出すのです。

この思い出す作業によって記憶は定着していきます。

本は筆者と対話しながら読む

知識をインプットするだけでなくアウトプットしながら読むことで
定着しやすくなりますし、理解が深まっていきます。

自分なりの考えを持ちながら読むのが大事です。

インプットとアウトプットは同時にやりましょう。
そうすることで忘れる、ということを極力減らすことができます。

根本的な原理原則を探す

人は表面的なことによくだまされ、振り回されます。
表面的な事象だったり、データや言葉だったり。

例えば、表面的には良い人そうで勧誘されてついていったら数十万円をだまし取られた、とか。

「私は騙されない」でしょうか?

では、食品表示の罠についてはどうでしょう。
糖質オフという言葉。
あれは、実は糖質が含まれないという意味ではありません。

実際には、
「糖質オフ」は食品100gあたり5gまでは糖質が入っていてもいいのです。

表面的な言葉に翻弄されると、糖質が全く入っていないものと思い込んでしまいます。

世の中のものごとには常に誰かの意思が働いており、
情報はある程度コントロールされた状態で我々に届けられます。

情報に振り回されず、真偽を確かめるためには、
表面に惑わされず、本質を見極める目が必要になります。

そのために、表面ではなく根本を見るようにしましょう。
根本を判断するときは客観的である必要はありません。
主観的で大丈夫です。

自分の頭で根本をつかめるようにしましょう。

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