ズバリ脳トレは意味があるのか?【脳トレとの向き合い方】

こんにちは、管理人です。

このブログにアクセスしてくれた方は、恐らく「脳を鍛えたい」という思いが少なからずあるのではないでしょうか。

ただし、このブログで示しているような脳トレも合わせて、脳トレの信憑性というのはどの程度のものなのかというところが気になるところですよね。

人に与えられた時間は有限ですので、誰しも信憑性のないものに時間をかけたくはないはずです。

つまり「脳トレのメリットとは一体何なのか?」というところが、おそらくあなたの知りたいことであり、 そのメリットの方向性があさっての方向を向いていたとしたら、努力しても無駄ということになります。

脳トレのほとんどは地味な作業の繰り返しであり、退屈な作業であることが多いので、 できることなら「労力対効果の高い方法で脳を鍛えたい」というのが本音ではないでしょうか。

簡単に言えば「”コスパ”が高いなら脳トレをしてみても良い。」といったところかもしれませんね。

で、その結論から言うと「脳トレはコスパが高い」と言ってもいいと思います 。

その理由は

・一日10~15分程度を続けていけば効果が見込めるから
・そしてその効果は日常生活や仕事など含め、様々な分野に及ぶから

この2つです。

後者に関しては、「脳トレが何に役立つのか?」という問いの答えにもなってきますが、この「脳トレが何に役立つのか?」という点については、実はそれほど気にする必要はありません。

理由は、脳トレの効果はあらゆるところに及ぶから、です。

例えば、 算数や数学をする上では、かなりの場面で足し算・引き算や掛け算・割り算を使うことになりますが、これと同じように、基礎力というのはかなり頻繁に役立つ場面が登場することになります。

言ってみれば、脳トレというのは 足し算・引き算掛け算・割り算と同じような「基礎」を身に付ける方法です。

もう一つ例を出してみると、「筋トレ」はかなり脳トレと似ている部分が多いです。

筋トレも 目的としては基礎体力(筋力)をつける ことに意味があります。 

そして筋トレで鍛えた筋力を 何のスポーツに活かすかはたまた日常生活や仕事に活かすのかは人によって異なります。

同時に自分の目的に合わせて鍛えた筋力を実践で使えるようには、応用的な練習ももちろん必要になりますよね。

このように脳トレはあらゆる日常生活に通じるという事がまず言えます。

そして同時に言えるのは、脳トレだけでは役に立たない可能性も高いという事。

つまり脳トレで脳を鍛えた後に「実践」が必要です。

この実践が何かと言うのはあなた次第。

仕事で役立てたいなら、脳トレをしている時の頭の回転の速さを意識しつつ、 仕事のスピードを上げてみる。

テストを解く速さを早くしたいなら、 脳トレで培った思考力を使って 実際にテストを解いてみる必要があります。

では逆に、 「仕事の能力は仕事で培い、テストの点数を上げたいならテストだけやっていれば良いのではないか?」という疑問もあると思います。

これについては、やはり筋トレを思い出してみるとわかりやすいはずです。

つまり、 同じ単純作業の繰り返しによって、脳に一定の負荷をかける必要があるということ。

つまり脳トレで脳の基礎力を鍛え、後は個人個人の実践によって、脳トレで鍛えた基礎力をどこに活かすかは変わってきます。

パソコンのタスクマネージャーを開いたことがある方ならイメージしやすいと思いますが、あれと同じように、人の脳は普通に生活・仕事・作業をしている状態では 常に負荷がかかっているなんていうことはあり得ないんですね。

大半は負荷がかかっていない時間が続き、所々で高い負荷がかかる感じになります。

一方で、脳トレの場合は持続的に脳に負荷をかけることができます。 これは筋トレで一定の部位に持続的に負荷をかけるのと似ています。

ただし、脳の場合は必ずいくつかの部位が複合的に働くことになります。 (ある程度負荷をかける 部位を狙う事は可能です。)

これは MRI で脳の活動領域を調べるか、 もしくは実践する脳トレの内容から脳のどの部位を鍛えることができるかを予測するしかありません。 (例えば音読なら、言語野や聴覚野に一定の負荷がかかることが予想できます。)

以上をまとめると、 ある程度脳トレの種類によって負荷をかける部位を限定することはできますが、 基本的には脳の分野が複合的に使われることになり、 脳トレのメリットがどこにあるのかというのをはっきりと示すことはできません。

というよりも、 脳トレで鍛えた基礎力を何に活かすかはあなた次第だということです。

つまり冒頭の質問「筋トレのメリットとは何なのか?」に対して正確に答えるなら「具体的なメリットを言うことはできない」ということになります。

もちろん、「仕事や家事の効率が上がる。」「テストの点数が上がる。」などと具体的な効果を言ってしまっても間違いはありません。ただし、そこにつなげられるかどうかはあなた次第だということです。

このように具体的に何に役立つかを示すことはできないですが、脳トレに何らかの脳に対する効果があることは間違いなさそうです。 

そのデータを一つ上げてみると、 東北大学加齢医学研究所教授の川島隆太氏の研究データがあります。

こちらです。

(引用:https://www.nintendo.co.jp/3ds/asrj/about/index.html)

このデータを見ると脳トレをした人は大脳皮質の体積が増加しています。

そして脳の体積が増加していること言うことは、間違いなく脳の能力が上がっているということです。 

これはつまり、脳の基礎力が上がっているということであり、たとえ 現実での結果として、目に見えて脳トレが役に立ったと思う場面がなかったとしても、 知らないうちに役に立っている可能性が高いという事。

したがって、明らかに目に見えるような効果が期待できないとしても、あらゆる場面で役に立つ脳トレの効果(基礎力が上がること)を考えると、 1日24時間のうちたった10分~15分を使って、日々行なっていく習慣としては、おすすめできるのではないかと思います。

こう考えると、脳トレは健康管理とも似ていますよね。

つまり目に見えない効果を狙って、日常生活に負担をかけない程度の労力をかけて「投資」していく、ということです。

それが脳トレとしても、一番コスパが良く、無理のない向き合い方なのではないかと思います。

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